成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地
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パンダの逸聞
ジャイアントパンダのゆとり感
2024-12-24

海ほど深い春を抱き、輝かしい夏に別れを告げ、草木が枯れていく晩秋に染められ、気が付いたら年の瀬を迎えました。
 

遅咲きの金木犀の花が落ち始め、風が優しく吹き抜ける中、花びらが記憶の片隅に舞い落ちます。鮮やかなレモンイエローは、昨夜の星々のようにまばゆく輝いています。
 

冬の山が眠っているようで、厳しい冬の中、万物が静かさと侘しさを語っています。すべての音が消えていき、その中にいるジャイアントパンダが、方寸の地で純粋な安らぎを感じています。その振る舞いが、人々が羨むゆとり感を伝えてくれます。
 


 

「昭美」(ジャオメイ)
 

「昭美」のゆとり感は、体の柔らかさにあります。黄色と緑色が織りなす芝生は、まるで大きなヨガマットのようで、「昭美」はその上でリラックスして柔軟性を鍛えています。
 


 

「輪武」(ルゥンウー)
 

「輪武」のゆとり感は生まれつきのんびりした性格にあり、まるで黒胡麻ペーストがたっぷり詰まった白玉団子のようで、木製の高い腰掛けの上でゆっくりと溶け、柔らかくもちもちとして、甘い香りが広がっていきます。
 


 

「北辰」(ベイチェン)
 

「北辰」のゆとり感は水を飲むときに窺われます。流れている水を一口飲むと、そのおいしさで心も体も癒されます。
 


 

「福双」(フーシュアン)
 

「福双」のゆとり感は優しい寝姿勢から窺われます。木組みの台で徐々に眠くなっていく「福双」の寝相が無防備でかわいいです
 


 

「園潤」(ユエンルン)
 

「園潤」のゆとり感は、シンプルな生活から生まれたものです。贅沢な美食がなく、タケノコ一本で、シンプルながら、二口食べれば、これ以上嬉しいことはありません。