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主要な研究成果
 

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 大量な研究を通し、パンダ基地は相次いで国家レベルの科学技術成果8項、省部科学技術成果26項、成都市科学技術成果32項を取得しました。そのほか、「パンダ生殖と病気研究」、「パンダの生殖生理と人工繁殖」、「パンダの生息地外保護:理論と実践」などの著書が出版され、国内外で400篇の論文が発表されました。これらの成果を収めたパンダ基地はジャイアントパンダの人工繁殖に最強な実力を持ち、科学技術成果の最も多く取り、応用効果の最もいい機構だと国内外に公認されています。特にパンダの繁殖、赤ちゃんパンダの育児、疾病予防と治療、遺伝子管理などでは、立派な成果をあげました。特に、「双子パンダの育児研究」、「パンダDNA指紋探針研究及びDNA抽出方法の建立」などは 何項のパンダ保護の世界的な難題を解決したから、20世紀のパンダ保護、繁殖と遺伝保護の代表的な成果だとされています。
 

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 ★ 「パンダDNA指紋探針開発及びDNA抽出方法の建立」は国家技術発明二等賞を受賞し、世界初でパンダのDNA指紋探針を合成し、パンダの糞便と標本からパンダDNAを抽出方法を発見しました。

 ★ 「双子パンダの育児研究」は国家科学技術二等賞を受賞しました。世界初で双子パンダを成功に育て、赤ちゃんパンダの生存率を前世紀90年代前期の34%から後期の67%にアップしました。

 ★ 人工飼育パンダの人工授精技術の研究はパンダの生育率を11.2%をアップしたから、2003年四川省科学技術三等賞を受賞しました。

 ★ 世界初で実現された着床前の妊娠診断でパンダの早期妊娠に関する研究は、パンダの人工授精回数を3.46回から1.46回に下げたから、2004年四川省科学技術三等賞を受賞しました。

 ★ パンダ新微衛星マークの分離鑑定及びDNA分型技術の建立は2005年成都市科学技術二等賞を受賞しました。この技術を通し、新微衛星マークを54個を獲得し、パンダの親子鑑定技術体系が形成された同時に、国内外のパンダ新生児の親子鑑定に基準を提供しました。「一種パンダ親子鑑定の試薬ボックス」は2012年中国発明特許を獲得しました。

  ★ 2009年四川省科学技術三等賞を受賞した人工育成華南虎の遺伝子結構研究は、華南虎の親子鑑定技術体系を構築し、人工育成のグループに混入した雑種とその後代を識別することができ、遺伝子管理の面から華南虎の人工飼育に基礎を築きました。

 ★ 「パンダ輪状ウイルスの診断と治療研究」は2011年四川省科学技術二等賞を受賞しました。

 ★ 四川省絶滅危惧野生動物保護生物学重点実験室は以下の成果をあげました。


1、ジャイアントパンダの保護生物学研究:

 パンダの人工飼育と繁殖の面で注目すべき実績をあげました。特にパンダの精液の採集、冷凍保存と授精技術を把握してから、人工飼育パンダの交配と繁殖の難題を解決し、パンダの数量を増加する新たな道を切り開いたと同時に、これらの生物種の遺伝子資源を長期的に保存するのにも新たな手段を提供しました。更に、本実験室はパンダの繁殖行為をめぐる研究を通し、双子パンダの人工育児技術を磨き出し、赤ちゃんパンダの生存率を90%にアップし、人工飼育パンダの数の持続的な増加に大貢献しています。今現在、成都パンダ基地でのパンダ数は既に106頭までに増え、ジャンアントパンダ保護に多大な貢献をしています。近親交配による生物種劣化を避けるために、本実験室はパンダの保護遺伝子学の面で徹底的な研究を行いました。パンダのゲノムシーケンス研究を完成した基礎に、パンダの微衛星データバンクをつくり、取得したマークを100個以上を分離、フェルターし、パンダの親子鑑定、遺伝子家系図を建立し、磨き出した生物種の遺伝子管理と遺伝子多様性評価標準化方法を人工飼育パンだと野生パンダに運用し、人工飼育パンダの品質を大幅に高めました。人工飼育パンダの成功はパンダをめぐる観光事業、野生化、レンタル、パンダ外交、公益行為、科学教育と生態教育によりよい条件を提供しているから、極めて高い経済価値と社会生態効益を持っていると評価されています。野生パンダ保護の面では、パンダ基地は省内の26個の保護区でのパンダの数量、生存現状、生息地の環境現状、主要な脅威と保護策略を対象に系統的に研究した上に、その中の15個の自然保護区を国家レベルと省レベルの保護区に進級し、中央政府から多大な経済面の援助をもらうことを手助けし、パンダの自然保護区のネット建設にも多大な努力をしました。これらの協力を通し、パンダ以外の生物種も保護されることが実現できるようになりました。


2、麝香鹿の生息地外保護研究:

 国家一級重点保護野生動物である麝香鹿から取った麝香は 伝統的な漢方薬づくりには不可欠な一成分です。麝香の高価が野生麝香鹿の違法狩猟の主因となり、そのせいで麝香鹿の数が激減し、麝香という資源も枯渇に面しています。麝香鹿の人工飼育が可能なら、麝香の需要に満足することができるし、麝香鹿への保護もできるようになります。わが国の麝香鹿の飼育歴が50年あまりもあるが、死亡率が高く、数の低成長という問題も長い間残されたままです。この数年来、この研究チームは人工飼育の麝香鹿を対象に、都江堰と米亜羅の養鹿場を基地にし、麝香鹿の人工飼育繁殖技術、病気の発生規律と予防技術、人工補助育児技術、麝香の分泌規律とコントロール、麝香化学指紋図鑑と品質管理などを深く研究した結果、麝香鹿の人工飼育は今までない素晴らしい成果を収めました。赤ちゃん鹿の生存率は80%に達し、病気も有効的にコントロールされ、麝香鹿の数量も1300頭に上がり、全国合計数の50%にも占めています。

3、絶滅の雉類保護生態学研究:

 

 本研究チームは世界雉類研究協会(WPA)と協力し、四川雉類の生存現状と保護対策を研究していました。特に、中国特有な四川山鷓鴣と四川雉鶉の二種類の絶滅雉類の保護生態学の研究には多大な努力をしています。国家一級重点保護野生動物でありながら、中国特有な雉類として四川中南部と雲南東北部しか見られない四川山鷓鴣は絶滅寸前ほど数少ないから、国内外の関心が寄せられています。同時に、四川山鷓鴣は世界自然保護連盟(IUCN2008)の絶滅危惧類赤書に載せている二種類の中国鳥類の一です。本チームは宜賓屏山県で老君山自然保護区を設立し、この雉の分布、生息地状況、面している主な脅威、野生での数量観測などを深く研究しています。同じように中国特有で絶滅に瀕している四川雉鶉も本チームの研究対象となっています。本チームは雅江県帕姆岭を研究基地とし、四川雉鶉の生育、繁殖習性、生息地選択、主要脅威などを系統的に研究した結果を何篇のSCI論文で発表し、この雉類に関する生物学の内容を大幅に充実しました。

4、華南虎の保護遺伝子学研究:

 華南虎が既に絶滅したという見方が普通だが、全国の各動物園にはわずかしかない華南虎は分散して生活しているのも事実です。本チームは全国の各動物園での85頭の華南虎の血液、毛と糞便のサンプルを取り、そのDNAを抽出し、華南虎のミトコンドリアゲノム配列を分析した結果、あるミトコンドリアの偽造遺伝子の存在を発見しました。更にミトコンドリアマークと微衛星マークの補助で、本チームが開発した損傷なしに華南虎のサンプルを取る方法でその遺伝子結構を研究した結果、現存する人工飼育華南虎に明らかに遺伝子が浸透されていることを発見しました。即ち、現存する華南虎の大半は華南虎とほかの虎の亜種と雑種した後代で、本当の華南虎はわずか13頭しかいないから、特に保護する必要性があることを明確化しました。上記の研究成果も何篇のSCI論文に発表されました。

5、ジャイアントパンダ遺伝子組研究:

 遺伝子のシーケンス技術の発展につれ、本研究室は深セン華大遺伝子研究院と提携し、「ジャイアントパンダ遺伝子組のシーケンス」というプログラムを行いました。中国人技術者の主導で、絶滅危惧種を保護するための世界初の遺伝子情報を測定するこのプログラムの実施に海外からの専門家も参加してきました。このプログラムは完全に遺伝子シーケンスの新技術を利用し、経費も国内企業からスポンサーされ、わが国の遺伝子シーケンスでの進歩と、中国の大手会社の絶滅危惧動物事業を中心にする科学研究への関心を示しています。このプログラムに用いられたのは 成都パンダ基地からの家系図番号598号で、2005年8月30日生まれの「晶晶」というメスパンダです。パンダの遺伝子組は大体3GBの大きさで、人間とほぼ同じように2~3万個の遺伝子がそこに含まれています。「パンダの遺伝子組のスケッチ」による遺伝子情報はパンダの生理、免疫、繁殖、行為、営養、発育、生態と進化の各方面にわたる研究に基礎を築いて、更に将来のパンダ保護と研究には深い影響を及ぼすに違いがないでしょう。このプラットフォームの上で、各領域の専門家は自分の関心を持つ問題について深く研究し、新突破を遂げることが期待できます。この研究成果は「Nature」という学術誌に載せられて以来、学界からの広い注目と高い評価を得て、本実験室とパンダ基地のイメージアップにも重要な役割を果たしています。
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