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「鳥類のジャイアントパンダ ― カラニジキジ」の科学普及イベントを成都パンダ基地で開催
 

 先日、中国建国70周年を記念した科学普及イベントの1つ、「鳥類のジャイアントパンダ ― カラニジキジ」の科学普及イベントが成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地(以下、成都パンダ基地)で開催されました。

 今回のイベントでは、カラニジキジの分布状況や生息地の環境、形態や習性、繁殖や子育て、科学研究や保護の現状などが豊富な写真やイラスト、説明文などで紹介されました。また、絶滅危惧野生動物の保護や野生動物保護法などにも触れ、中国政府、研究スタッフなどカラニジキジの保護に携わる人々の取り組みについても紹介されました。

 イベント当日には、成都パンダ基地の王海瑞博士を講師に招き、参加者は映像の鑑賞や博士による科学研究業務における成果や苦労にまつわる話を聞き、動物保護について学んでいました。

 今回のイベントの開催を通じて、人と自然との間に感情の結びつきが生まれ、人々の環境保護の意識が高まったことで、一人ひとりが発展継続可能なライフスタイルを選択することや身近なことから環境保護に取り組むことの重要性を再認識したことでしょう。

 カラニジキジのイベントは10月末日まで開催予定です。皆様のご観覧をお待ちしています。

 カラニジキジの情報

 カラニジキジ(学名:Lophophorus lhuysii)は中国固有の希少なキジの1種です。オスの全身は光沢のある羽毛で覆われ、虹のような鮮やかな羽毛と青緑色の尾羽が名前の由来です。


 

 

 カラニジキジのメス(左)とオス(右)

 カラニジキジは、高山の草原生態系の傘種です。人類の活動の影響により、カラニジキジの生息地は徐々に破壊・縮小され、その野生個体数は減少の一途をたどっています。

 特殊な生息環境により、カラニジキジは世界で最も生息地外での飼育が困難な鳥類の1種と言われています。そして、飼育繁殖記録に最も乏しい鳥類の1種でもあります。四川省蜂桶寨国家級自然保護区、西華師範大学生態研究院、成都パンダ基地などの保護機関の取り組みにより、保護状況は一定の成果を収めています。現在、世界のカラニジキジの人工飼育数はわずか23羽と、極めて高い保護価値を有していることから「中国におけるキジ界の国宝」、「鳥類のジャイアントパンダ」と称されています。(一部イラストなどはインターネットから引用)