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日本で生まれたジャイアントパンダの赤ちゃんの一般公開始まる 同日に名前の公募もスタート
 

 2018年9月13日、和歌山県の南紀白浜にあるアドベンチャーワールドで今年8月14日に誕生したジャイアントパンダの赤ちゃんの一般公開が始まり、同時に赤ちゃんの名前の公募もスタートしました。1994年、成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地とアドベンチャーワールドは、いち早く協定を結び、ジャイアントパンダの共同研究や繁殖に注力し、これまでの24年間において多くの功績を収めてきました。アドベンチャーワールドでは、11回の繁殖で計20頭の出産に成功し、そのうちの16頭が現在も元気に暮らしており、中国国外における最大のジャイアントパンダの飼育個体群を形成しています。これは、中国と海外の機関との間で展開された初の長期国際協力プロジェクトであり、最も成功したジャイアントパンダの共同繁殖プロジェクトとも言えます。
アドベンチャーワールドにおいて過去最小で生まれて来た今回の赤ちゃんは、母親の「良浜」(らうひん)の愛情と、中国と日本両国のスタッフの24時間体制の細心のケアを受けています。現在、赤ちゃんの体重は生まれた時の75gから604gにまで増加し、順調な成長を見せています。それぞれの脚にも力強さが感じられ、よく響く元気な鳴き声を上げています。また、赤ちゃんが母乳を飲む際に体温が低下するという当初の問題も現在は好転の兆しが見えます。生まれたばかりの頃、赤ちゃんの身体はとても小さく、自力で母乳を飲むことができませんでした。そこで、スタッフは「良浜」から搾った母乳を保育器内で赤ちゃんに飲ませました。そして、赤ちゃんの哺乳後の体温低下を防ぐため、徹底的な温度と湿度管理を行いました。また同時に、定期的に保育器から赤ちゃんを取り出して「良浜」に返し、自力で母乳が飲めるようサポートしました。それらの努力の甲斐あって、赤ちゃんは生後2日目にようやく自ら母乳を飲むことに成功したのです。生後間もなくのころ、赤ちゃんが母乳を飲む際に体温が著しく低下するという問題が見られたため、母乳を飲み終えた後、スタッフはすぐさま赤ちゃんを保育器に戻す処置を施しました。成長に伴い、赤ちゃんの体重は増え、毛も密に生えてきました。現在では体温も安定しており、身体には、はっきりとした白黒模様が現れ始めています。間もなく、赤ちゃんの眼も開くことでしょう。
赤ちゃんは、毎日10時15分から10時35分、14時40分から15時の間、同パークのブリーディングセンター内で観覧することができます。
また、アドベンチャーワールドでは、赤ちゃんの一般公開に伴い、名前の公募も始まりました。同パークにおける名前の公募は2005年から始まり、その年に生まれた赤ちゃんパンダは「幸浜」(こうひん)と命名されました。名前の公募を通じてより多くの人々にジャイアントパンダに関心を持ってもらおうと、その後も赤ちゃんが誕生する度に同活動が行われています。