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日本で暮らすジャイアントパンダ「良浜」(らうひん)が出産
 

     2018年8月14日の22時32分、和歌山県南紀白浜のアドベンチャーワールドのジャイアントパンダ「良浜」(らうひん)がメスの赤ちゃんを出産しました。生まれたばかりの赤ちゃんの体重は75gで、体長は15.5㎝でした。16日未明には2頭目が生まれましたが、残念ながら死産でした。2頭目の赤ちゃんの体重はわずか3.4gでした。

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    「良浜」は、8月8日に食欲減退など妊娠の兆候が見え始めました。今回生まれてきた赤ちゃんの身体は非常に小さく体重も軽いことに加え、飼育員が母親から赤ちゃんを取り上げた時には体温が低い状態でした。人工哺乳を施した際には、赤ちゃんは自力で飲むことができませんでした。さらには、呼吸が乱れるなど命の危機に瀕したこともありました。成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地(以下、成都パンダ基地)の専門家は、「良浜」の出産に先駆けてアドベンチャーワールドに駆けつけ、飼育管理などの分野における指導やサポートを行いました。「良浜」の出産後には、中国と日本の双方が一体となり、赤ちゃんのあらゆる状況に応じて迅速かつ的確に対処していきました。飼育員らは、赤ちゃんが入った保育器の酸素供給や保温を欠かさず、各指標のモニタリングや人工哺乳を施しました。現在では赤ちゃんの容体は好転し、「良浜」の腕の中でよく響く元気な鳴き声で鳴いています。

    日本で暮らすジャイアントパンダは、10回の繁殖を経て計18頭の出産に成功し、その内の15頭が現在も元気に暮らしています(2017年末現在)。日本は、中国大陸部を除くと世界最大のジャイアントパンダの個体群を有していることになります。アドベンチャーワールドは、中国と共にジャイアントパンダの国際繁殖計画を展開する各機関の中で最多の繁殖数を誇り、優秀な成績を収めています。「白浜ファミリー」は、中国国外における最大の家系に当たるのです。

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    協定に基づき、これまで計11頭のジャイアントパンダが日本から中国へ帰国を果たしています。日本のパンダファンらは自らツアーを組み、ジャイアントパンダに会おうと何度も成都パンダ基地を訪れています。2018年6月には、成都パンダ基地から深セン野生動物園に引っ越した「白浜ファミリー」の一員、「秋浜」(しゅうひん)に一目会おうと、日本の熱心なパンダファンらが遠路はるばる深センを訪れました。そして、専門家の付き添いのもとジャイアントパンダ用のおもちゃを制作したり、日本から持参したお土産を贈ったりと楽しい時間を過ごしました。

    「良浜」は、2000年9月6日にアドベンチャーワールドで誕生して以来、日本で元気に暮らしています。2008年9月13日には、「梅浜」(めいひん)と「永浜」(えいひん)、2010年8月11日は「海浜」(かいひん)と「陽浜」(ようひん)、2012年8月10日には「優浜」(ゆうひん)、2014年12月2日には「桜浜」(おうひん)と「桃浜」(とうひん)、2016年9月18日には「結浜」(ゆいひん)をそれぞれ出産しています(「梅浜」と「永浜」は2013年、「海浜」、「陽浜」、「優浜」は2017年にそれぞれ中国へ帰国済み)。

    今年に入り海外で生まれたすべてのジャイアントパンダの赤ちゃんがすくすくと健康に育つよう祈ってやみません。