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貴州省貴陽市黔霊山(けんれいざん)公園管理所ジャイアントパンダ館、ジャイアントパンダ受け入れ検査に合格
 

 成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地(以下、成都パンダ基地)は、2018年4月13日、ジャイアントパンダの「星宝」(シンバオ)と「海浜」(ハイバン)を中国貴州省の貴陽市黔霊山公園に送り、3年間を予定している科学普及教育活動を展開します。それに先駆け、成都パンダ基地は、貴陽市黔霊山公園管理所ジャイアントパンダ館の安全性、餌のタケの供給体制、後方支援体制などの項目に対して審査を実施し、受け入れを許可しました。

 当公園のジャイアントパンダ館の総面積は約10736.36平方メートルに達し、現地の地形に合わせ山沿いに面した立地になっています。可能な限り環境と融合した造りになっており、ニューノーマルの生態文明理念を感じ取ることができます。建築物には、ジャイアントパンダ館をはじめ、屋外運動場、普及展示エリア、来園者の観覧通路、広場、飼育管理用バックヤード、および周辺の景観緑化エリアなどが含まれます。主な機能的エリアとしては、ジャイアントパンダの獣舎4部屋、室内運動場2部屋、飼料の加工室および原料貯蔵室、タケのスプリンクラー室やタケ・タケノコの鮮度保持室、モニタールーム、治療室、倉庫、日直と夜勤室、物置がそれぞれ1部屋ずつ確保されています。2か所ある屋外運動場は、高木や低木、芝生などが組み合わさった植栽が豊富で、木の台やプール、小川なども備え付けられています。また、貴陽市は、ジャイアントパンダの餌となるタケも豊富で、後方支援体制も整っています。黔霊山公園管理所は、第三者立会いの下、2か所の国有地とジャイアントパンダのタケの供給協議を交わし、2日に一度のペースで、新鮮なタケやタケノコの仕入れが可能となります。主な飼料用のタケは、ハクキョウチク、オオバヤダケ、トゲタケ、マダケなどの7種類です。タケやタケノコの鮮度管理や緊急事態に備えられるよう、タケのスプリンクラー室とタケ・タケノコの鮮度保持室をそれぞれ設け、飼料の保管や加工設備も完備しています。その他にも、ジャイアントパンダの健康診断や医療設備も充実しており、日常の飼育管理や展示などに関する緊急時の対応策も万全です。科学普及の分野においては、体験コーナー、展示室、イベント開発ブース等が備わっており、来園者は展示パネル、シアターブースやインタラクティブ体験、解説、テーマイベント等の様々な方法で楽しむことができます。

 成都パンダ基地は、動物管理部の経験豊富なスタッフを派遣し、黔霊山公園管理所のジャイアントパンダ館に対し幾度にも渡る審査を実施しました。また、潜在的な安全上の問題やエンリッチメント対策等に関する改善策やアドバイスも行いました。幾度もの修正と改善を経て、無事にジャイアントパンダの飼育条件をすべてクリアすることができました。

 ジャイアントパンダを安全に黔霊山公園に送り届けるため、成都パンダ基地は「成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地のジャイアントパンダ国内貸与・展示管理法」で定められた詳細なジャイアントパンダの輸送方法にのっとり、経験豊富な飼育員を2018年4月10日に事前に派遣し、受け入れの準備を着実に進めました。また、動物管理部の技術スタッフを派遣し、ジャイアントパンダの輸送から到着後のアフターケアに至るまでの全工程を担うことが予定されています。
「星宝」と「海浜」の2頭が黔霊山公園で健やかで楽しい3年間を過ごせるよう願っています。